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健康格差をなくす。 100 年寿命を、より動けるカラダつくりで。

株式会社PLUS REBODY様 医療・福祉

大阪・岸和田を拠点に、整骨院・トレーニングスタジオ・整体を展開する「PLUS REBODY」。
予防再発予防の専門施設として全国にFCを広げながら、代表自身は「より動けるカラダつくり」という一貫した理念を掲げ続けています。
今回は、事業への想い、経営者としての葛藤、そして家族との向き合い方について、代表の田畑様にじっくりお話を伺いました。

まずは、プラスリボディさんがどんな事業を展開されているのか、改めて教えていただけますか。

うちは基本的に「予防再発予防の専門施設」として、整骨院業とトレーニングスタジオ、整体をやっています。「予防・再発予防専門院®︎」というのはうちの商標なんです。
やっていることを一言で言うと、「より動けるカラダつくり」。
それを大阪・岸和田の本部として展開しながら、今は全国で同じ志を持ってくださる方に、FCという形で一緒にやっていただいています。

FCがどんどん増えていらっしゃいますよね。その中で「プラスリボディらしさ」というのは、どういうところにあるのでしょうか。

一般的な整骨院というと、ベッドに横になって施術を受けるイメージが強いと思います。でも、私たち+Rebodyが目指しているのは、「施術を受けて終わり」ではありません。
人の身体は、赤ちゃんが生まれてから立ち上がるまで、1年から1年半ほどかけて発達していきます。寝返りやハイハイ、立つことも、誰かに教えられるのではなく、重力の中で身体を使いながら自然と身につけていきます。
大人になって不調が出るのは、本来働くはずの身体の機能が、うまく働かなくなっている状態とも考えられます。
だから私たちは、身体を整える「手技療法」だけでなく、本来の機能を取り戻していく「運動による治療=運動療法」を組み合わせています。
さらに、ご自宅に帰ってからも、自分で自分の身体を守れるように、ツールを使ったセルフケアまでお伝えする。
困っているときだけ支えるのではなく、その先まで、自分の身体を自分で守れるようにする。
この考え方に共感してくださった先生方が、研修やセミナー、SNSなどを通じて+Rebodyを知り、DMをくださって、仲間になってくださる。
だいたい、そういう流れですね。

他の整骨院さんで、同じような取り組みをされているところはあるのでしょうか。

そうですね。実際にここまでカタチにできているのは、僕らくらいだと思っています。手技療法と運動をされている施設はありますが、運動療法まで踏み込んで治療することを実際に形にしている施設は、ほとんどないんです。また、多店舗展開をされているところでも、今のやり方で成功してしまっている以上、急には変われないということを、多店舗展開をされている経営者の方々から、よく相談を受けることもあります。僕らは、自分たちのことを「カラダの基礎土台屋」と自称しています。パーソナルに行く、ジムに通う、トレーニングをする、ボディメイクをする。そういうことをする前に、いきなり始めると怪我をしてしまう。まず基礎土台をきちんと作ってから始めましょう、より動けるカラダつくりをしましょう!というのが僕らの立ち位置ですね。

この事業を始められたきっかけは何だったのでしょうか。

僕自身、治療の勉強はずっと重ねてきました。ただ、その場ではよくなっても、また悪くなる。「これ、なんとかならないかな」とずっと思っていたんです。そんな中、自分の祖母が転倒して、そのまま認知症になり、寝たきりになってしまって。「人ってこんな簡単に、こうなってしまうんだ」と痛感しました。骨折をきっかけに、一気にそうなってしまう。そもそも、そうならないカラダつくりをしていく必要がある。でも実際、そういうサービスは世の中になかった。だったら、僕らがやる意味がすごくある、と思ったんです。その後、日本コアコンディショニング協会(ストレッチポールなどを扱う体幹の協会)で学んだときに、「難しいことをわかりやすく、安全に、誰でもできるように。(安全性・完全性・再現性)」という考え方に出会いました。ここに、僕らがお役に立てる余地が大きくあると感じました。その協会を作られた方――ストレッチポールを扱う会社の社長でもある方――は、僕にとって経営の師匠と呼べる存在です。ご縁があって、その会社の経営を引き継ぐことにもなりました。師匠だから引き受けたというより、「自分の体は自分で守っていく」という考え方そのものに共感したからです。

経営理念にも込められた想いがあるそうですね。

健康格差って、実は「可能性の差」だと思っているんです。経済的な格差、地域の格差、情報の格差、いろいろな格差がありますが、健康格差はつまるところ人生の選択肢の差になる。健康は目的じゃなくて、手段なんですよ。人生の目的は幸せに生きることで、健康はそのための土台にすぎません。ただ、その土台である「体」の、さらに土台になっているのが体幹であり、動きなんです。だからこそ経営理念を「より動けるカラダつくりを磨き、人生と社会の“できる”を広げる」としました。もともとのパーパスは「健康格差をなくす」だったんですが、人生100年時代と言われる今、「より動けるカラダつくり」という軸でやっていく、という形に落とし込みました。平均寿命は延びているのに、健康寿命は延びていません。男性で9年、女性で12年ほどの差がある。要介護、要支援になる原因の多くは、脳や内臓の疾患だけでなく、実は筋力低下や関節の不調も大きな割合を占めています。また現在の死因の大きな原因として生活習慣病がありますが、それは運動をすることで防げるんです。いきなり運動すると体を壊してしまう。だから僕らは、運動しやすい体を作るところに特化しているんです。私自身45歳のとき、心筋梗塞を経験しました。数値上は大きな後遺症もなく済みましたが、一歩間違えれば半身が不自由になっていたかもしれない。それを経験してから、「本当に健康を害したらできなくなることがどれだけ多いか」を、以前よりずっとリアルに感じるようになりました。

FC展開の大変さについて、伺ってもよろしいでしょうか。

実は、こちらから積極的に「やりましょう」と勧誘はしないんです。FC説明会も、まだやったことがない。心筋梗塞になる前からFacebookやInstagramなどでの発信は続けていたのですが、心筋梗塞をきっかけに「やらないといけない」と本格的に動画発信を始めたところ、それを見た先生方がセミナーに来てくださったり、見学に来てくださったりして、そこから輪が広がっていきました。会ったこともないのに、SNSでずっと見ていてファンになってくださっていた、という方も少なくありません。
FCとしてリニューアルいただく先生は、40代の方が多く、ご自身で開業され、10年くらい経った頃に「今のやり方のままではいけない!もっとお役にたちたい!」と感じて、うちのやり方に可能性を感じて、仲間に加わってくださっています。技術面では、毎月技術研修を行っていて、北海道や沖縄など遠方からも受講に来られます。テキストや動画教材、ご利用者様にお渡しするガイドブックまで整えていて、写真一枚、動画一本にもかなり時間をかけています。こうした制作物は、御社にもたくさんお手伝いいただいてきました。

たくさんのご縁がある中で、選ばれる基準のようなものはありますか。

シンプルに「一生懸命やる」ということに尽きると思います。あとは、プロとしてちゃんとプロジェクトを共に成果の出る、出やすい方向に導いてくれる相手としか組まない。以前、自社の店舗の内装で「この色にしたい」と伝えたとき、ただ言う通りにするのではなく「この色のほうがいいですよ!それはなぜかというと…」と感性だけでなくロジックで提案してくれる。そういう、プロとして向き合ってくれる相手を選んでいます。合わないご縁は、それはそれで仕方がない。飛び込み営業などは受けない、と決めていることも明確にあります。

実は当初、直営で店舗を広げていくお考えだったとか。

そうなんです。最初は直営で30店舗くらい展開するつもりでした。実際やろうと思えばできたと思います。でも、それはやめようと決めたんです。ただ店舗を増やしていくと、サービス劣化が起こりやすい、また人口も減っていく中、労働人口も減るということが必ず起きます。飲食店や美容院でも、スタッフが辞めて店舗を閉めることは実は多いんですよ。それを見ていて、「直営をただ広げるだけではうまくいかないだろう。」「ご利用者さま、働いてくれる社員さんたちの未来までの責任を考えるとその形ではないな」と感じました。一方でFCのオーナーさんは、自分の人生がかかっている。だから、FCのオーナーさんに5店舗くらいずつ広げていっていただく形のほうが「ご利用者さま、働いてくれる社員さんたちの未来までの責任を果たせる形になる」と考えました。これから世の中は、さらに二極化が進んでいくと思っています。本人に意欲や力があっても、親が保証人になれるか、資金面で支援してもらえるかによって、開業できる人とできない人に分かれてしまう。そんな時代にしたくありません。だからこそ、今のオーナーさんたちが事業を育て、そこで働く社員さんを育て、将来その事業を次の世代へ譲っていける。積み上げてきた実力と信用で経営者に挑戦できる。そんな仕組みを、今からつくっておきたいと考えています。

これまでの経営で、特に大変だったと感じることはありますか。

一番は「人」の問題ですね。人を雇った経験がなかったので、「自分の当たり前」と「人の当たり前」が違うことに、最初は気づけなかったんです。自分と同じように頑張ってくれるものだと思い込んでいました。会社が成長していく過程でついてこられない人が出てくることもある。それでも「置いていく」のではなく、「一緒に次のステップに進むために、一緒に学ぶ」というスタンスを大事にしています。できない原因の98%は「知らないこと」で、残りの2%は「やり抜くこと」だと思っているので。
もう一つは、自分自身のステージが変わるたびに、必要なルールも変わるということ。職人だった頃は「自分ができればいい、頑張ればいい」でよかった。次は「人に頑張ってもらう」段階になり、その次は「仕組みを考える」段階になる。それぞれの段階で求められる実力が違うのに、それに気づくまでに苦労しました。今が一番大変だと感じるのも、まさにそこです。
正直に言うと、今が一番大変です。高校卒業後、働きながら専門学校に6年通い、18歳から今年で50歳になるまで、32年間働いてきました。65歳を一つの区切りと考えると、これから使える時間はもう働いてきた年数の半分以下しかない。それを考えると、時間の有限さが以前よりずっとリアルに感じられるようになりました。

いいものだから売れる」わけではない、というお話も印象的でした。

そうなんです。正しいから売れる、いいものだから売れる、とは限らない。逆に、自分がいいと思っていないものを売ろうとする人は、僕は信じられないんです。でも「これは世の中に絶対必要なものだ」と思えるものを、ただ売るのではなく「選んでいただく」。この「選んでいただく」ことの本質を、僕はまだまだ学ばないといけないと思っています。ホームページ制作も含めて、今まさにそこを勉強しているところです。

65歳という一つの目標を設定されているそうですが、そこに向けた想いを教えてください。

一番は「次の世代につなげる」ということです。あと5年ほどで社長を退こうと思っています。人生100年時代と言うなら、会社もちゃんと100年続く企業にならないとおかしい。自分の代だけで終わる会社にしてはいけない、と思っています。組織として、社長個人ではなく仕組みとしてつないでいける会社にすること。それが自分の役割だと思っています。自分一人が満足できるくらいのビジョンなら、それは大したビジョンじゃない。次につながっていくビジョンだからこそ、本気でやる価値がある。心筋梗塞になって死にかけてもやりたいことだから、これは本当にやりたいことなんだと実感しています。

引退後にやりたいことはありますか。

妻とゆっくり過ごす時間も大切にしたいですし、実際すでにそういう時間も楽しんでいます。ただそれだけでなく、これまで積み重ねてきたものを、次の世代のお役に立てる形で還元していきたいですね。

お子さんに何か伝えるときに、大切にされていることはありますか。

「挨拶」「返事」、あとは「笑顔」。
中学3年生くらいまでは伝えますが、高校生になってからはほとんど何も言いません。あとは応援するだけです。
娘たちがやりたいということには、できる範囲で応えたい。教育投資というのは、ある程度は親の力が必要な部分だと思っているので、そこは惜しまずにやってきたつもりです。娘たちは家ではほとんど直接言葉にしませんが、妻と「お父さんが痴漢をしたと疑われても、していないと言えるよね」とそれくらいの信頼を、家族からもらえているのかなと思っています。

これから通ってくださる方、まだ出会っていない未来の利用者様へメッセージをお願いします。

健康は手段であって、目的ではありません。自分らしく生きるため、やりたいことをやるための土台が健康であり、その健康を支えているのが体、そして体を支えているのが体幹です。今は調子がよくても、何かあったときのために「より動けるカラダつくり」という選択肢があることを知っておいてほしい。
無理に来てくださいとは言いません。ただ、必要になったときに思い出していただけたら。
私たちはこれからも「より動けるカラダつくり」を極め、皆さまのお役に立てるよう取り組んでいきます。

※所属・内容は取材当時のものです。
設立2010年11 月
所在地〒596-0825 大阪府岸和田市土生町 8-23-31
代表田畑 俊和
事業内容予防・再発予防専門整骨院・トレーニングルームの運営
学校、チームへのトレーナー派遣・講師活動
FC 事業
URLhttps://hareyaka-rebody.com/
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